XM@Citroen
スパークプラグの交換
スパークプラグが劣化すると燃費や始動性、加速等が非常に悪くなります。
寿命は一般的に2万キロといわれていますが、10万キロ持つといわれているプラチナプラグも約10万キロ
失火しないと言うだけで4〜5万キロで変えてやると調子が良くなります。
今回はデンソーのイリジウムパワーを使用してみます。
- エンジンカバーの取り外し
毎度おなじみエンジン上部のカバーの取り外しです。
プラグコードをすべてクランプされている部分から浮かし、前から見て
カバー下部に見えているトルクスネジを取り外します。
その後にエアコンの低圧側ホースのクランプ2箇所も取り外し、ホースと
コードをフリーにします。
- エンジンカバーの取り外し2
カバーを浮かせたら奥のほう、エアコンのコンプレッサー側に手をいれて
探ります。すると後ろ側をとめているゴムが手に触るはずです。
2箇所ありますので、それをコンプレッサー側に押しつつ上にずりあげると
カバー外れます。
- プラグキャップの取り外し
カバーを外すとプラグキャップを取れるようになります。
この時にコードのみを引っ張ってはいけません。
必ずキャップ部分を掴み、左右に少し回してやると軽くなりますので
ゆっくり引き抜きます。
キャップが外れたらスパークプラグを外す前に、付近とスパークプラグの穴を
エアダスターで吹き飛ばすか、掃除機で吸わせてゴミや砂を取り除きます
ねじ山を壊したり、シリンダー内部にゴミが入るのを防ぐためです。
- スパークプラグ
私のXMにはNGKのBCPR6ETが使用してありましたが、今回は
奮発してデンソーのイリジウムプラグIK20を使ってみます。
1本1500円もして長く使えそうな気がしますが、寿命は一般のスパーク
プラグと同じ2万キロです。
- スパークプラグの抜き取り
XMのスパークプラグの取り外しにはこのような長いエクステンションが
必要になります。
なおかつ先端は首振りになっていないと入れるときに斜めになってしまいま
すので気をつけましょう。
ソケットは16mmのスパークプラグ用です。
- スパークプラグ
左が元々のBCPR6ET、右がIK20です。
BCPR6ETの方は失火を防ぐために電極が3本になっていますが、IK20
は普通の電極です。
しかし、電極が細いために消炎作用が起き難いであろう事は想像できます。
詳しい説明はデンソーのHP(こちら)でご覧ください。
- 取り付け
作業はゴミや異物の落下を防ぐために必ず1本づつ作業します。
新品のスパークプラグは、必ず手で根元までねじ込んで指で回らなくなって
からレンチで90度締めこんでやります。
指で回しているときに違和感を覚えたり、急にきつくなった場合はすぐに
取り外し、まっすぐネジ穴に入っていたか点検します。無理をすると必ず
ネジ山をこわしてしまいます。
1番シリンダーから6番まで終わったら元通りカバーをして終了。
プラグコードの場所を間違わないようにするのは言うまでもありません。
現在テスト中の段階ですが、1Lあたり1km強燃費が伸びています。
(C)Yoshihito
Furukawa