XM Diary
デストリビューター清掃
1998.7.18

温間時始動不良の原因究明時に行なったデスビ清掃です.

デスビの位置. 上部のカバーを外し、7本のコードを抜き(結構固い)3本のビスを緩めキャップを外す. ローターは2本のビスで固定されている.

外したデスビキャップ. 見事に腐食してた.   ちなみにコードは写真右より、6,1,3,IG/COIL,5,4,2番シリンダーに繋がっています. 組み付けの際は元の位置に付けましょう.

拡大したところ. 侵食してるというよりも、錆?が盛り上がってる感じに見える. 腐食部同士のギャップはゼロに近いと思われる.

こちらはローター. ピンボケですが見事に腐ってます. この後、削り過ぎないように注意しながら研磨. 正規のギャップは不明だが目分量でキャップ側とローター側のギャップが1mm程度なのを確認して組み付ける. 無事始動出来、試乗へ. 心なしかトルク感が上がったような気が(^^;

ついでなのでプラグコードの抵抗値もチェックしました. 結果は下表の通り. 規格値よりも低めなのは気温のせいでしょうか?

箇所規格値(20度)実測値(25〜30度)
1番シリンダ1.6〜2.0kΩ1.47kΩ
2番シリンダ3.0〜3.4kΩ2.86kΩ
3番シリンダ2.9〜3.1kΩ2.79kΩ
4番シリンダ4.3〜4.7kΩ4.02kΩ
5番シリンダ4.7〜5.1kΩ4.50kΩ
6番シリンダ4.8〜5.2kΩ4.48kΩ
センタコード1.9〜2.3kΩ1.70kΩ