今回は4輪ともウマに乗せて作業した. といっても、リアはブロック+角材だが. 写真の通り?既に夕暮れ時. 作業終了目標は日付が変わる前である(^^;
これが、今回購入したマウント4個. ディーラーで「御自分でやられるんですか?」と不安そうに聞かれる. 話しをしているうちに、「まぁ、シトロエンは、ある程度自分でやらないとたまりませんよね」と理解あるお言葉(^^;
その工場長は、「BXが一番壊れる」と言っておられたが、「BXが一番治しやすいんですよね」と切り返しておいた(^^;
まずは、右上のマウントからやってみることに. 見たところ写真のホイールレンチのホルダーが邪魔っぽいので外す.(13mmが2本)
写真は右上の上部マウント. まずは下側からエンジンを持ち上げる. ガレージジャッキ+角材を使用したが、オイルパンがあるのでジャッキアップポイントが難しい. 今回は下側マウント付近のオイルパンの端っこでやってみた.
適当に数cm持ち上げて準備完了. 赤矢印の5本は16mm、黄矢印の貫通ボルトも両側16mmである. 運良くプラグレンチ用のディープタイプがあったので利用.
かなり堅く締まっていたが腕と腰の力で回った.(KTC使用) ボルトを外したら上に引っ張り上げて外す. 黄矢印の貫通ボルトが異常に堅く抜けない時はエンジンの位置が悪いものと思われるが、今回はそこそこすんなり抜けた.
ところで、青矢印の部品もマウントの一種と思われるが、今回は交換しなかった. これは吉と出るのか凶と出るのか?
上部マウントを外すとダンパタイプのマウントが見えるのでこれも外す. 両サイド2箇所に13mmで止まっている. これで逆の手順に新品を付ければ終り.
組み付けは予想通り多少苦労したが、エンジンの位置を修正することで解決. 再び腰の力で締め付ける(^^;
続いて下側のマウントへ. こいつはオルタネーターがへばり付いているので先に取っておく必要がある. オルタネーターのベルト取り外しは既に楢林さんが行なっているので参照しました.
さて、ベルトを取り外したら本体の取り外しだ. まずは、邪魔なオイルフィルターを外す. 多少オイルが垂れるので受け皿を用意. オイルパンの方は抜かなくても大丈夫でした.
そして写真赤矢印のオルタネーターのベルトテンショナーとなっているプレートを外す.(これをやらずにオルタネーターが抜けずに苦労しました)
プレートを取ったら、オルタネーターに来ている赤矢印のコードを外す.(12mmと8mm) 続いてホイールハウス側よりオルタネーターをマウントに固定している緑矢印の21mmのボルト(確か21mmだったと思う)を抜けばオルタネーターが外れます.
写真はその状態でオルタネーターが前側におじぎしているところ. ちなみにマウントを挟む様に堅くはまっているので抜くのに苦労します. しかも重いです. この時点で腕はヘロヘロ(^^;(組み付け時に支えるのがなんとも辛かった)
無事外れたオルタネーターとプレート. ここまで来ると、既に辺りは真っ暗である. これでオルタネーターが逝っても恐くない(^^;
今度はオイルパン前側の左端で支えてみた. 角材はうまくいかなかったので直接上げた.
さて、下側のマウントも16mmである.(赤4本、黄1本) ここは腰の力が使えなかったので、横からの蹴りやプラハンマーで回した. 新品を付けて元通りにして終了.
ここでも若干エンジン位置を修正しながら組み付け. そういえばオルタネーターのベルトだが、テンション具合などわからんので適当に張っておいた(^^;
ここで気付いたがゴムの形状が違う! どうやら強化されているようだ. 外したマウントは十字タイプではなく一文字タイプだった.
残るは、左側のマウントだけだ. これは、LHMタンク下にあるので取り外す. 外すと赤矢印の様に、ゴムキャップらしきもので保護されている. その前にマウント手前のカプラー類が邪魔だ.
邪魔な物は外してしまえ!とプレートごと外す. ゴムキャップは両端の金具にはめてあるので切らないように外す. 今度は、角材付きでミッションケースをジャッキポイントにしてみた. 準備が出来たらマウント真ん中の18mmのボルトを外す. そして....
そ、そしてマウント両端のビスを外すのだが、なんとトルクスであった! T-40だが手持ちは六角レンチセットによくある90度に折れたタイプのしょぼい奴だ. これでは力など入らない.
しょうがないのでレンチをプライヤーで挟み、慎重にナメないように、且つしっかりと力を入れることでなんとか回った. ホッと一息. しかし、こんなとこにトルクスを使う意図って一体??? めでたく外れたので新品を付けておしまい.
LHMタンクも付け、エンジンを掛けてオルタネーターのベルトの動作を確認したのは日付が変わる直前であった(^^;
これが左側のダンパタイプのマウント. 左が新品だが、右の外したものと比較して相当高さが違う. これだけヘタってたのね.
なんとか、目標通りに終ったのだが片づけは残っている. また、今回は普段あまり使わない工具が活躍した. 16mmプラグ用ソケット、16mmコンビスパナ、21mmソケット、13/32inchスパナ(ホイールハウス内カバー部用)などである. うーん、持ってて良かった(^^;