今回考えたのはXMに使われているP.C.Vを流用する方法.
これはガソリンタンク内で発生した蒸発ガソリンを吸気系へ誘導するホースの途中に付いている電磁バルブ.
部品はCarolで入手したのだが、燃えた(^^;XMから外したために部分的に溶けていた.
写真左側の部分が使えなかったので切断し継ぎ手を接着してみた.
メインのホースにつなぐ方法は、写真の継ぎ手を差し込むという算段.
ドリルのない環境で行なったので、メインのホースに穴を開けるのが大変でした.
下のゴムは各サイズのオリフィスなど. 紛失した経験があるので脱落措置を取る予定.
完成図. 緑のホースは水道用(^^; サイズがぴたりとはいかなかったのでオス側にテープを巻いて調整しました.
グルッと取り回したエアホースは接着したバルブの継ぎ手にストレスを掛けない配慮.
メインのホースへの差込み部は、リークが心配なので内側からボルト締めとしたが脱落が心配である.
どこかにネットを貼るとか定期的なチェックが必要と思われる.
電源はP.C.Vに並列に接続. SWは車内に引き込んである.
ECUとしてはP.C.V部の消費電流が大きくなるので何か影響が出ないか心配なところではある.
さて、見た目はそこそこスマートに納まったが効果は非常に少なかった.
バルブの通路直径が4mmなのでON/OFFしても始動性向上にはあまり寄与しない.
試験的に以下の様にセッティングしたが、今後少しづつ調整しつつ第2弾も考えようと思います.
オリフィス直径 | バルブ通路直径 | ON/OFF時断面積比較 | |
作業前 | 6.5mm | − | ON:−/OFF:直径6.5mm |
作業後 | 6mm | 4mm | ON:直径7.2mm相当/OFF:直径6mm |
理想 | 5〜7mm可変 | 8mm以上 | 直径約10mm相当/OFF:直径約6mm |
また、CML上でもいくつか報告があり、機械式やバイメタル式など各人それぞれの方法で対策しておられるようです. 費用と効果を考えつつ、妄想を膨らませて実行していくのは楽しいですね.
早速、機械式による成功報告がありました. 武闘派で有名なCMLメンバー藤原さんからのものです. 丁寧なイラストに感謝します. こちらとこちら.
バルブはボッシュ製で、初期の開きが少な目なのでヤスリで研磨.
冷間時で8mm径相当にしました. ひとまず前回の電磁バルブは取り外して装着.
今回は分岐部に水道用のT時パイプを採用. ホースはまたも水道用です(^^;
オリフィス径は5.5mmにしたのですが、なぜか多少wowwowします. バルブの方が閉じても少しリークしている模様です.
今後オリフィス径を煮詰めていこうと思います. 肝心の始動性の方はバッチリ改善されました.