XM Diary
リアアームベアリング交換

ベアリング交換方法を思案しているうちに、楢林さんの作業を見学出来たので早速やりました(^^;

まずはサスペンションスペーサーの叩き出し. KTC15mm(1/2size)のコマ使用. うちのはここで手前側のベアリングブッシュが浮き出て来ました. 反対側はスペーサーと共にインナーレース迄抜けたので、手前側のオイルシールをプライヤーで引き抜きました.

アウターレースの叩き出し. 小型ギアプーラーを削ったものをアウターレースに引っかけて、KTC15mm(1/2size)のコマ+3/8変換アダプタ+150mmエクステンションで叩きます. プーラーの爪が外れたり苦労しましたが、後には引けないので気合でぶっ叩きました(^^; 写真のエクステンション下部にワッシャーが見えますが、単なるグラつき防止用です.

外れたベアリング及び周辺部品. 期待していた程は痛んでなかったようです. BXと違い、シールプロテクターというものは存在しません. 代わりに、アーム内径が部分的に23mm程度となっています.(スペーサー外径は22mm) この為、反対側から貫通ドライバー等でアウターレースを叩き出すのはほぼ不可能です. 簡単な断面図はこちら

しっかり洗浄してから、新しいアウターレースを圧入. KTC36mm(3/4size)のコマがなかったので(普通はない(^^;)、40mmのワッシャーを間に挟みKTC29mm(1/2size)のコマで叩き込んだ. なお、組み付けは基本的にプラスティックハンマーを使用しました.

インナーレース・ベアリングブッシュ・オイルシールとスペーサーの組み付け. この後これをアーム内側より叩き込む. 続いて外側のインナーレースを打ち込んで、シムをセットしてからベアリングブッシュ・オイルシールを叩き込んで終了.

今回活躍したギアプーラー. 加工箇所は、ツメの部分(真っ直ぐなので引っ掛かりが弱い為、Rを付ける)と広がった時にアーム端の内面に当たる部分を研磨.(それでも当たってましたが)

ツメのアップ. 研磨は手作業です(^^;